機能性塗料とは?種類別の特徴をご紹介!
外壁塗料の基本的な役割は、
外壁そのものの保護や外観を美しく見せる事です。
それとは別に
特別な効果が付け加えられた塗料を
「機能性塗料」といいます。
機能性塗料には様々な種類があるので、違いを理解したうえで最適な塗料を選びましょう。
◆遮熱塗料◆
太陽の近赤外線を反射する働きをもちます。
製品によっては、屋根の表面温度上昇を最大10~15℃も抑制することが
可能ともいわれています。
◆断熱塗料◆
熱自体を伝えにくくする働きをもちます。
夏場は太陽光の熱が屋内に伝わるのを防ぎ、
冬場は室内の熱が外へ逃げるのを防いでくれます。
夏は涼しく・冬は暖かくといった、いいとこ取りの商品です。
◆防藻・防カビ塗料◆
藻やカビは、それ自体が湿気を多く含んでおり、
外装材を傷める原因になりやすいです。
特に藻やカビが生えやすい日当たりの悪い立地や、近くに川や湖があるような湿気の多い土地での利用がおすすめです。
◆低汚染型塗料◆
排気ガスや酸性雨などで汚れやすい外壁ですが、そんな汚れを防いでくれる塗料です。
塗膜の表層に特殊なコーティングをし、
塗膜の密度を高くして汚れが付着しにくくします。
親水性のある塗料を使うことで、塗膜面に雨水が膜を形成してくれるので、
汚れは塗膜の表面にふわっと付着する程度です。
この汚れは雨が降った際に雨水が洗い流してくれる仕組みになっています。
汚れが塗膜に付着しにくいという事は、外壁の劣化を抑えることにも繋がります。
「汚れになっていた雨水で汚れを落とす」掃除の時間や節水にもなりますね。
◆光触媒塗料◆
小さいお子様や高齢者が住んでいる家など、
特に環境を考えたいという方にオススメなのが、光触媒塗料です。
光を照射することで、有機物を分解し、カビや排気ガスによる汚染を防止。
ホルムアルデヒドなどの有機物質を削減します。
※建物の構造やどの方角を向いて建てられているかで、
効果が左右されてしまうという弱点があります。
まとめ
このように塗料によって、
様々な機能があります。
最近では、遮熱と断熱など、
複数の機能を併せ持った製品も多数開発されているので、
新商品にも注目が集まっています。
外壁塗装を計画される時は
「寒すぎる」「藻が生えやすい」など、
ご自宅の悩みに合わせて塗料を選んでみてくださいね。
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